読書について
最近再び読書熱が湧いてきたので一日一~二冊ペースで読んでいます。
私、文学部なので本を読むのは好きなんですよね。
日本文学選考でしたので芥川太宰を始め漱石、志賀直哉、泉鏡花、現代だと吉本ばなな、春樹、江國香織、小川洋子などなど色々読みました(個人的には谷崎潤一郎の『春琴抄』が大変好きです)が、「純文学じゃないと認めない!」的な考えは全く持っておりません。
ラノベ大好きだし、京極夏彦とか森見登美彦とかミステリーやエンタメも全然イケル口です。翻訳小説ならヘッセとかフィッツジェラルドとかガルシアマルケスとかブラッドベリとか……要は日本語で書かれている小説なら年代国籍ジャンル問わずなんでも読む超雑食です。
ただ私新書・自己啓発本の類は一切読まないんですよ。生まれた時から実家にあった『君たちはどう生きるか』を中学生の頃手にとったのが最後かもしれない。
だからTwitterのタイムラインで「これを読みました」って何やら金融とか哲学とかの難しそうな本が流れてくるたびにすげーなーと思うんですよね。いや皮肉じゃなく。
私にとって読書は完全に娯楽なので(大学生の頃は勉強の比率も多少ありましたがそれでも9:1くらい)、勉強の為、自身を高めるために本を読むという行為がすごいなぁと思うんです。
もしかしたらそういう書籍の知識を取り入れること自体が一種の娯楽と化している人もいるのかもしれませんね。
ただ私は、物語がないとどうも楽しめないんです。
小説を読むとき、私は尋常じゃなく集中し完全に本の世界に"入って"いきます。
一人称なら主人公、三人称なら架空の第三者として、そのストーリーをまさに体験しながら読むわけです。文字を追っているだけなのですが集中がピークを迎えるとその感覚もなく、頭の中でリアルタイムに情景が再生されている感じです。脳内映画館みたいなイメージでしょうか。
特に一人称視点で進む時の感情移入度合いはかなりのもので、読んでいるときの私は大庭葉蔵に、関口巽に、田村カフカになります。
これを大学の同期に話した際は変態読書法と揶揄されました。この変態読書法を私は"シンクロ読書法"と呼んでいます。嘘ですたった今思いつきました。
このシンクロ読書法(仮)で読むと凄まじい没入感が味わえるほか、読むスピードが格段に向上します。たぶん。
だってほら、漫画なら1ページで表現できる場面も文章だとかなりの分量が必要ですよね。しかしこの方法ならリアルタイムで再生されるわけですから、その背後では再生に追いつくペースで文字を脳へ供給しなければならないわけです。
まあ再現性のある方法かどうかは正直不明ですが……、その、あれだ、楽しいよ! ってことで。
というわけで(?)、こちらのブログは読書メモ的な使い方もちょいちょいしていこうと思います。今ホーンテッドキャンパスを読んでいるので次はその感想でも。
おわり

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