ゴーストインザヘッド

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小説家になろうの「武士は喰わねど高楊枝」が圧倒的に面白い

私的ナンバーワンなろう小説「武士は食わねど高楊枝」

小説や漫画やラノベの単行本、電子書籍を購入することも多いのですが、ちょいちょいカクヨム小説家になろうの作品も読んでいる私です。

そんな私が最近ドハマリし、(100本前後しか読んでいないものの)なろう作品の中で断トツで一番面白いと思った作品武士は食わねど高楊枝のご紹介をしたいと思います。

※なお核心に迫るようなものは極力省きますが、紹介の都合上若干のネタバレがあります。
 
 

「武士は食わねど高楊枝」ってどんな話?

タイトルから「時代小説?」と思うかもしれませんが全く違います

紹介文を引用します。

プロポーズを予定していた日、若者は化け物じみた力を持つ少年に殺された。そして転生を経て、この世界が生前好んでいたファンタジー的世界であることを知る。だが、文字に触れるたび、妙な違和感を突き付けられた――そんなある日、父の剣の稽古を受けるべく向かった道場に、『武士は食わねど高楊枝』と記された、掛軸があることを知った。
 
――亜人という存在と彼らが持つ『魔法』という技術によってファンタジー化を遂げた地球で、転生者・総一郎は人と修羅の狭間に揺れる。人を愛し人を殺し続けた先に、総一郎は何を見るのか。

ざっくりいうと「転生モノ」です。しかしながら凡百の転生モノに無い魅力がこの作品にはめちゃくちゃ詰まっています。
 
 
妖怪、天使、クトゥルフ神話、カバラ、数秘術、魔法、魔術、聖神法……キーワードとなる要素は多数ありながら、読者を混乱させることなく作中に自然に織り込まれています。

現代の地球、恋人にプロポーズをしようとした日、主人公は異能を持った謎の少年に殺害されます
そして転生したのが亜人と呼ばれる存在が闊歩する未来の地球。

亜人とは知性を持った妖怪、天使、神、モンスターに神話生物といった存在を一括りにしたもので、人類は時に敵対し、時に手を取り合って彼らと同じ星で暮らしています。
 
 
特筆すべきはこの荒唐無稽ともいえる多種多様の要素を御し、まとめ、物語を進めていく作者の力量です。

飴と鞭を使いながらところどころにカタルシスを用意し、読者をグイグイと引っ張っていく物語の熱量に圧倒されます

 
 

魅力的なキャラクターたち

武士垣外 総一郎(ぶしがいと そういちろう)という新たな生を受けた主人公を始め、主人公の姉であり前世の恋人に瓜二つの白羽、隣家の息子であり兄のような存在である図書(ずしょ)、異国出身の友人ファーガスなどなど、とにかくキャラクターたちが魅力的です。

味方はもちろん敵となる人物も一筋縄でいかない者たちばかりで、使い捨てのようなキャラクターがほとんどいません。
(私は特に二章後半のヒロインとなる子がめちゃくちゃ惹かれました。)

ぜひその目で読み進めてその魅力を味わってほしいです。

息もつかせぬ展開

第一章の舞台は日本。赤ん坊として転生してからの少年期を描いています。第一章は世界観が少しずつ判明したり主人公が新たな家族とともに成長していく様を描いており、比較的ほのぼのとした温かいものとなっています。

が、この作品、章ごとに舞台となる国が変わり、雰囲気──空気感までもがガラリと変わります
章を読み進めてから前の章の出来事に思いを馳せたりするともうなんとも言えない郷愁のようなものを感じます。
 
また作者さんはドSなのかドMなのか、とにかく主人公をこれでもかと追い込みます。そんじょそこらの鬱展開では味わえないような怒涛の追い込みでボロ雑巾のようにされる主人公はなかなか貴重です。
もちろん唐突に鬱展開が挿入されるわけではなく、宿命とも言えるきちんとした理由付けがあります。
 
 
実は(?)私自身、物書きの端くれとして商業で書いたこともあります。
しかしこの作者さんは私なぞより遥かに構成が上手いです。

「そこでそう来るゥ!?」と戦慄したことは数え切れません。

伏線を多数張りつつ無駄に引き伸ばさないこと、三人称単視点で時折視点人物を入れ替えること、叙述トリックなどのテクニックを駆使してどんでん返しを「魅せる」こと等々、読者を飽きさせない仕組みが多数練り込まれており、その筆力の高さに思わず舌を巻きました。

 
 

更新止まってない?

この作品はなんと2013年から現在も続いています

過去の更新日付を見るに、この作者さんの特徴(?)として、半年~一年近く更新を開けた後、一ヶ月近く怒涛の毎日更新をする、というパターンのようです。

更新がない間も感想の返信などはされているようなので、途中でぶん投げて放置、ということは無さそうなので楽しみに待ちましょう。
 
 
現在更新されているところまで数日かけて一気読みした私ですが、この物語は愛と宿命の物語だと捉えています。
時に笑い、時に涙し、ここまで心震えた作品は小説家になろうでは初めてです。断トツで一番面白いと自信を持って言えます。
 
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この記事で少しでも興味を持って頂けたら、ぜひぜひ読んでみて下さい!

武士は食わねど高楊枝