ゴーストインザヘッド

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10年前のアキバに妙な郷愁を覚えるんです

10年くらい前の秋葉原

本日4記事目は今更ですが初めてはてなの「今週のお題」で書いてみようと思います。

さて「秋葉原」といえばどんなイメージを持つでしょうか?

「オタクの街」? 電気街? PCパーツ? アニメグッズ? メイド喫茶? サンボ?
それぞれが想起されるものがあり、移り変わりの激しいあの街ではそのイメージも世代によって大きく変わるんじゃないかと思います。

はじめに断っておくと私は秋葉原からかなり離れた地方在住であり、また東京で暮らしていたこともありません。
これはそんな私から見た、「秋葉原」の話です。
 
 

はじめての秋葉原は2007、いや2008だったかな

小学生からラノベや漫画を読みオタク文化にどっぷり浸かっていた私は、当然「秋葉原」の存在は知っていました。
半ば聖地のように考えていたと言っても過言ではありません。

そんな私が生まれて初めて秋葉原駅の改札を抜けたのは大学一年生。
これまた生まれて初めてのオフ会の日でした。
 
 
当時私は、その数年前から入り浸っていた国産SNSにおいて数千人規模のコミュニティの管理人の座に就き、メンバーとの交流や荒らしの対応、参加申請の処理など文字通りコミュニティの管理に夢中になっていました。

そのころです、「今度のオフは○○(当時の私のハンドルネーム)も来てよ」という誘いがあったのは。

場所は秋葉原。私にとって憧れの地です。
文系大学生なので時間は有り余っており、仕送りを貰っていた上にアルバイトもしていたため、お金もそこそこ余裕がありました。

しかしかなりのコミュ障だった私は参加を非常に悩みました。
そして正直にそのことをメンバーに相談したのでした。

すると「大丈夫だよ知らない仲じゃないんだからwそっちが喋らなくても○○のことはよく知ってるから、こっちからどんどん話すわw」というようなニュアンスのことを言ってくれました。

この言葉に私は救われた思いがしました。私はこの言葉を聞く(実際は文字で「見る」ですが)まで、完全に初対面の相手たちと面会する心持ちでした。しかし彼らは言ってくれたのです。「知らない仲じゃない」と。

そうか、ネットで交流していれば、それはもう知り合いみたいなもんなんだ。
 
 
オフ会のメンバーはほとんどが高校生など年下でした。
当時の私には全く無かった感覚でしたので、まさに電撃が走ったような衝撃を受けました。
こんな私でも、「知り合い」の彼らならなんとかうまくやれるかもしれない、そう思わせてくれる言葉だったのです。

なお、もちろん全てがそうとは限りませんし、特に女性の場合はこれを鵜呑みにしてしまうと危険な目に遭いかねないため警戒はすべきです。今ではわかりますが、しかし当時の私はそんなこと思いもせず、ただただ彼らに会いたい気持ちが膨らんでいきました。なにより、場所が「秋葉原」だったことも大きいです。

そしてOKの返事を出した私は、2週間ほど後に控えたオフ会の日を楽しみに待っていたのです。
 
 

オフ会当日

物語なら「それが、あんなことになるなんて思いもせずに……」なんて繋げるところですが、残念ながら単なる事実ですのでそんなに劇的なことは起こっていません。
 
 
当日。
私は早朝とも言える時間に地元の駅を発ちました。やけに移動時間が長く感じます。
電車と新幹線と山手線をなんとか乗り継ぎ、私は秋葉原駅の改札を抜けました。
待ち合わせ場所と服装を事前に伝え合っていた私達はスムーズに合流ができました。

結論から言うと、めちゃくちゃ楽しかったです

お店巡り、メイド喫茶、カラオケ……と、6人ほど集まったメンバーで秋葉原の街を満喫しました。

メイド喫茶やPCショップはもちろん、地元にだってあるカラオケ店でさえ友達がいない人間だった(まあこれは今もですが)私は普段行くこともなく新鮮でした。
 
 
なにより、懸念していた「まともに会話ができるのか」という問題がほぼほぼ気にならなかったのです。
コンビニの店員さんにさえどもってしまっていた私が饒舌にペラペラ話せたわけではありません。しかし、事前に相談していたのが功を奏したのか、特に嫌な顔をされることもなく、逆に向こうからどんどん話題を振ってくれます。

我ながら流石オタクと言うべきか、好きな作品や考察について一方的に話す際には比較的舌も回るものです。そして彼らも負けじと持論を展開したり見どころを語ったりと、常に言葉が飛び交っている状態でした。人と話すのって、楽しいこともあるんだな、とほとんど生まれて初めて実感した瞬間でした。
 
 
ほとんどが未成年だったことや、アキバのお店は閉まるのが早いこともあり、20時前くらいには解散となりました。
帰りの新幹線の中では早速サイトにガラケーでアクセスし、今日あったメンバーとオフ会について話しました。
リアルではコミュ障な私も、ネット上では饒舌です。楽しかったこと、笑えた場面などを彼らと反芻し、帰り路はあっという間でした。本当に、楽しいオフ会でした。
 
 

二度目のオフ会など

オフ会への恐怖心がかなり薄まった私は、そこから積極的にオフ会に参加するようになります。
とはいえ交通費が万単位でかかるためそうホイホイ行けるわけではありませんでしたが、それでも数ヶ月に一回程度は足を運んでいたと思います。

オタクの集まるコミュニティだったこともあり、開催場所は大抵アキバ。
初めはその奇妙な街並みに感嘆し、ひたすらキョロキョロと目移りしていた私も、回数を追うごとにアキバの街に慣れていきました。どこにどんなお店があるとか、お昼を食べるならこことか、そういったことが少しだけわかってきたのです。
 
 
特に印象に残っているのがラジ館……「ラジオ会館」です。
人気作品シュタインズ・ゲートでも登場するので東京に住んでいない方でもご存知の方は多いかと思います。

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秋葉原ラジオ会館 - Wikipedia より

電気街口の改札を抜けるとすぐに佇むその威容に初めは圧倒され、次第に「また来たよ」と思うようになっていきました。
私はフィギュアが好きなので、一階のコトブキヤや、上階のボークス、それから正面や通路など至るところに設置されたガシャポンをよく眺めていたのを今でも覚えています。
 
 

それから

オフ会に足を運ぶようになったその後2009年の秋、「シュタインズ・ゲート」が発売されました。
まあ私はXBOX360版を翌2010年の年明けにプレイしたんですが、「あのラジ館だ!」「あ、ここ知ってる!!」とストーリー以上にその背景に興奮したものです。

シュタインズ・ゲートをクリアし、夏を迎えた頃、私はついにガラケーからiPhone(4)に機種変更しました。
その頃にはオフ会の開催頻度もめっきり落ちていました。国産のSNS自体がずいぶん下火になっていたことに加え、スマホ最適化がされていないサイトインターフェースにより人離れがどんどん加速していたのです。
 
 
初めてのオフ会に参加したメンバーも半分くらいが音信不通になっていました。
私はといえば、管理人を別の者に譲り、もっぱら数年前からアカウントを取って始めていたTwitterへと活動の場をシフトしていました。
かつての管理人も、メンバーもあまり顔を出すことが無くなってしまった。そんな風にコミュニティが緩やかな死を迎えていく中、「ラジ館の取り壊し」が発表されたのです。

少なからずショックでしたね。新ビルのための立て直し工事とはいえ、「あのラジ館」は無くなってしまうわけです。
そしてまるでそのニュースが決定打になったように、それからオフ会が開催されることはついにありませんでした。
 
 

そして現在

「大学生時代」という言葉を聞いて、多くの方はサークル活動やゼミ、アルバイト、友人や恋人との時間に思いを馳せることでしょう。

しかし私の場合、「大学生時代」と聞いてほとんど最初に思い浮かぶのが、あの老朽化したラジ館のビルの姿です。
 
感傷に浸る、というほど劇的な事件もなく、時の流れにゆっくりと呑まれていった旧ラジ館、そしてコミュニティですが、あの頃を思い出すと無性に泣きたくなるような、胸が苦しいような、それでいて心地良いような、不思議な感覚に陥ります。

今思い返しても片手で足りるかどうかしか訪れたことがなく、しかも立て直してからは一度も足を運んでいない場所なのに、不思議とあのビルが私を見下ろす光景が浮かんでくるのです。私にとってあのアキバは、旧ラジ館のある街は、紛れもなく「好きな街」です。
 
 
いつか機会があれば、現在の秋葉原を訪れ、新しくなったラジ館に心の中で挨拶をしたいと思っています。
 
 
おわり。
 
 
今週のお題「好きな街」