ゴーストインザヘッド

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事実は小説より奇なり-映画「LIFE!」の魅力

事実は小説より奇なり-映画「LIFE!」の魅力

LIFE!/ライフ オリジナル版 (字幕版)

LIFE!(ライフ)』(原題「The Secret Life of Walter Mitty(ウォルター・ミティの秘密の生活)」)は2013年末に公開されたアメリカ映画。ジャンルはコメディドラマでしょうか。

原作は1939年の短編小説で、それをもとにした映画『虹をつかむ男』(1947)のリメイク作品となっています。


「好きな映画を10本選べ」と言われたら間違いなくその一つに入る大好きな作品、「LIFE!」。その感想や魅力をご紹介したいと思います(これから観る方に配慮して確信的なネタバレはありません)。
 

 
 

『LIFE!』のあらすじ

まず、序盤までのあらすじをざっくりまとめます(確信に迫るネタバレはありませんが、まっさらな状態で観たい方は飛ばして下さい)。
 
 
主人公である冴えない中年男ウォルター・ミティは、グラフ雑誌「LIFE」のフィルムネガ管理の仕事をしています。

ウォルターの人生には大きな出来事もなく、妻や恋人もおらず、どこかに旅行に行くこともありません。
職場の同僚のシェリルという女性に密かに思いを寄せていますが、風采が上がらない彼ですから自分から行動を起こすこともなく、密かな思いは密かな思いのまま風化していきそうな感じです。
 
 
しかし彼の人生に大きな事件が起こります。突如「LIFE」の運営元が買収され、紙媒体からウェブへの移行が新経営陣より発表されます。それに伴う人員の再編成……要は首を切る社員の見極め要因として、新経営陣の息のかかったボス、テッドが人事部に着任します。

彼らが告げた残酷な事実──次号が紙媒体としては最後の号になるというのです。

ウォルターにとって、実に16年も務めた職を失いそうな危機です。
「LIFE」の有終の美を飾るためにも、彼は紙媒体最後の表紙写真の作業に取り掛かります。
 
 
しかしここで大問題が発覚します。
「LIFE」を代表するフォトジャーナリストのショーンからフィルムが送られてきましたが、「最終号の表紙はこれしか無い」とメッセージの添えられた「25番目のフィルム」がなぜか欠けています。

ショーンは携帯電話を持っておらず、世界中を飛び回っているため今どこにいるのかもわかりません。
 
 
どこを探しても見当たらないフィルム。
早く表紙の写真を見せるよう顔を合わせる度に催促するテッド。

進退窮まったウォルターは、ショーンに対面し、直接フィルムの在り処を問いただすことを決意します。
手がかりは、欠けていないフィルムに写った断片的な画像だけ。それでも彼は飛行機に乗り、ショーンの足取りを追うのですが……。
 
 
 

LIFE誌とは

主人公ウォルターがネガの管理部門で働く「LIFE」は実在(していた)の雑誌です。

ライフ(Life)はアメリカで発行されていた雑誌。写真を中心とした誌面で「グラフ雑誌」と言われる。

フォトジャーナリズムという文章記事よりも写真を中心に報道・言論を構成しようという考え方はすでにヨーロッパ(特にドイツ)で試みられていた。ライフ誌はカメラマンをスタッフという専属的な所属とし、撮影から記事・レイアウト等の編集のスタイルを一貫させ、「フォト・エッセイ」と称した。第二次世界大戦前から戦後復興期、テレビの本格普及前までが黄金期で、アメリカの思想・政治・外交を世界に魅力的に伝える媒体であった。
 
ライフ (雑誌) - Wikipedia より

 
 
残念ながら既に発行はされていない雑誌ですが、ビートルズ、ケネディ、デニス・ホッパーといった有名人や自然、動物など、その時代のアイコンを切り取った印象的な表紙が心に残るグラフ雑誌です。

「LIFE」誌には下記のようなスローガンがあり、本作の物語はこれに沿うような構造になっていると思います。
 

To see the world,
世界を見よう

Things dangerous to come to,
危険に立ち向かおう

To see behind walls,
壁の裏側を覗こう

To draw closer,
もっと近づこう

To find each other and to feel.
もっとお互いを知ろう、そして感じよう

That is the purpose of life.
それが人生の目的だ

 
 
 

Space Oddity

OPやEDテーマというわけではないのですが、デビッド・ボウイの名曲「Space Oddity」が作品のテーマを反映するように使われています。

※「Space Oddity」についてはこちら
www.gith.xyz

 


時折「ぼんやり」して妄想にふける(作中では白昼夢のように描かれます)癖のあるウォルターですが、その間本人は固まって動かなくなっています

ある時その様子をSpace Oddityの「Ground Control to Major Tom」という歌詞をもじって「トム少佐、聞こえてるか?」と、テッドに揶揄されます。

それ以降「トム少佐」と小馬鹿にされるようになるウォルターですが、ヒロインのシェリルは「あのヒゲ(テッド)はトム少佐のことを全く分かってない。未知の世界へ踏み出す勇気を讃える曲なのよ」と憤慨してくれます。

この「未知の世界へ踏み出す勇気」が本作のテーマの一つであることは疑いないでしょう。
 
 
 

「LIFE」の魅力

この映画を私が端的に表すなら、

事実は小説より奇……になる可能性に満ちている

です。
 

それまで堅実かつ単調、大きな出来事もない人生を淡々と歩んできたウォルターですが、やむを得ないきっかけとはいえ、かつては想像もできなかった世界へ足を踏み出します。

日常的に白昼夢のような妄想をしているウォルターでもなお「想像もできなかった世界」を体験するのです

あまりの荒唐無稽な出来事に「これは現実なのか?」と彼自身が疑ってしまう場面に思わずにやりとしてしまいますが、同時にあの彼が一歩足を踏み出すことでここまでの冒険を繰り広げるのかとハッとさせられます。
 
 
この映画はあらゆる問題が解決して、誰もが大団円を迎えるようなラストではありません。むしろエンディングを迎えても問題は山積みだと思います。

しかしそれでも、少し先の未来に希望を見いだせるような気がするんですよね。
かつての彼のままだったらそうは思えないのですが、エンディングに至った彼であれば、きっとまた足を踏み出すことでなんとかなると思わせてくれます。

未知の世界へ踏み出す勇気と、LIFE、人生の楽しみ方を考えさせられるような名作です。機会があればぜひご視聴ください。
 
 
 

おすすめ動画配信サイト

「LIFE!」はdTVやAmazonビデオなどで視聴可能です。

 
 




※なおご参考までに今10本選ぶとしたらこんな感じ。

月に囚われた男

カッコーの巣の上で

マイ・フェア・レディ

時計じかけのオレンジ

LIFE!

イル・ポスティーノ

遠い空の向こうに

フル・モンティ

ニュー・シネマ・パラダイス

ライフ・イズ・ビューティフル

スティングとかトゥルーマン・ショーとかBTTFとか17歳のカルテとかグーニーズとかエターナル・サンシャインとか迷う作品はいっぱいあるけれどとりあえず今はこの10本です。