ゴーストインザヘッド

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なろうホラーなら「渡リ烏のオカルト日誌」が断トツでおすすめ!

渡リ烏のオカルト日誌

ブログでもTwitterでも個人的に激推ししているWEB小説『渡リ烏のオカルト日誌』。(この記事とかこの記事とか)
満を持して(?)個別記事にしたいと思います。
 
作品リンク:
『渡リ烏のオカルト日誌』
https://ncode.syosetu.com/n6477dp/

 
『渡リ烏のオカルト日誌』とは、日本最大の小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載されている、黒木京也先生による小説作品です(本編完結済み。番外編が連載中)。

黒木先生は別作品で書籍化・コミカライズ済みの実力派ですので、筆力はお墨付きです。

ジャンルはライトなホラー。霊能力持ちの大学生の男女が主人公で、連作短編形式で物語が進みます。

「渡り鳥」じゃなくて「渡リ烏」(ワタリガラス。"リ"はカタカナ)な点に気をつけてくださいね!(?)

「渡リ烏のオカルト日誌」概要・あらすじ

まずは「渡リ烏のオカルト日誌」ってどんな話? ということで本家の作品概要を引用させて頂きます。

「私、メリーさん。今、貴方の隣にいるの」
 
大学入試で都会へ出てきた男子高校生、滝沢辰は、そこで自らを都市伝説の一角だと名乗る、風変わりながら美しい、女学生に出会う。
互いに言い様のない親近感を覚えていた矢先、二人は奇妙な怪現象に巻き込まれることとなり、人知れず奔走するのだが……。
「きっとあれは運命だったのよ」自称都市伝説の女は、夢見がちに語り。
「奇妙な縁だった事は認めるよ」男はそう言って、照れ臭げに肩を竦める。
 
なんやかんやで同じ大学に進学した二人は、その時の体験や自分達の〝特異体質〟の事情を切っ掛けに、趣味も兼ねたサークルを立ち上げた。
『渡リ烏倶楽部』
それは、幽霊やその他、この世に存在するありとあらゆる怪異や謎。超常現象。都市伝説に触れて回るオカルト研究サークル。
この物語は、そんな幽霊が視える二人の出会いから始まった、摩訶不思議な怪奇譚目録である。
 
時に恐怖に震え、時に心踊らせながら、友達以上恋人未満の二人が今日も行く――。
 
 
「渡リ烏のオカルト日誌」トップページより



主人公・滝沢辰(たきざわ・しん)くんは上京大学生。

彼は小学生の頃、ある事件……存在しないはずの遊園地で遊んで帰ってくるという事件をきっかけにいわゆる「見える人」になります。

こういったホラーものですと先天的な体質である場合が多いですが、辰くんの霊媒体質は明確に後天的なものであると記されています(このこと自体も後々伏線になるんです)。
 
 
それ以来、「お葬式では、御本人が視えて」、「墓場ではよく幽霊とすれ違い」、「事故現場では恨みや未練を残した、悪霊を目撃する」霊媒体質としてオカルト的存在に度々接触しながら人生を送ってきた辰くん。

そんな彼が大学に進学し一人暮らしを始めて……何も起きないはずがありません

そう、青春オカルト活劇が始まるのです。
 
 

ヒロイン・メリーさん

都市伝説「メリーさんの電話」をご存知でしょうか?

多くの方がご存知かとは思いますが、復習も兼ねてWikipediaの記事から引用します。

少女が引越しの際、古くなった外国製の人形、「メリー」を捨てていく。
 
その夜、電話がかかってくる。
 
「あたしメリーさん。今ゴミ捨て場にいるの…」
 
電話を切ってもすぐまたかかってくる。
 
「あたしメリーさん。今タバコ屋さんの角にいるの…」
 
そしてついに「あたしメリーさん。今あなたの家の前にいるの」という電話が。
 
少女は思い切って玄関のドアを開けたが、誰もいない。やはり誰かのいたずらかと思った直後、またもや電話が…
 
「あたしメリーさん。今 あなたの後ろにいるの」

怪奇系都市伝説として非常に有名な説話で、多くの類型・類話が存在します。
 
 
本作「渡リ烏のオカルト日誌」では、この「メリーさん」を名乗る不思議な美女が登場します。
彼女がヒロイン、そしてもうひとりの主人公として物語に関わるようになったきっかけは、辰くんがまだ高校三年生だった頃のことです。

二月、受験生として都心へ出てきた辰くんは『渋谷の幽霊ホテル騒動』と名付けられた事件に巻き込まれます。
詳細は是非本文をお読み頂くとして……「メリーさん」としての初登場シーンをご紹介しましょう。

 整った顔立ちは、まるでお人形さんのよう。女の子をそんな風に喩えるのは本や映画の中だけの話だと勝手に思っていたのだが、彼女に関しては間違いなく。それが一番しっくりくる表現だった。
 
 まずは髪。見事な亜麻色のそれは、肩ほどまでのセミロングで、ゆるくふんわりとしたウエーブがかかっている。
 
 肌は白い。色白とかそういうレベルではなく、本当に日本人離れした、ビスクドールを思わせる白さ。
 
 極めつけは、目だ。青紫の宝石を思わせる瞳は、不思議な輝きを放つようで。総じて異国の血が流れているか、あるいは完全な外国人なのだろう。そんな子が……文庫本を片手に、どこかの高校のものであろう、ブレザー姿で座っていた。
 
 
『渡リ烏のオカルト日誌』第一章 オカルティック・ホテル「不吉な歓迎」より

 

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非公式イメージ画像です。
 

日本人離れした、どころか人間離れした容姿を持つ彼女は、果たしてどのようにストーリーへ関わってくるのか? それは読んでみてのお楽しみです
 
 

作品の魅力

この項ではなるべくネタバレに配慮しつつ作品の魅力について語りたいと思います。

まず魅力的なのが「会話」です。

辰くんは作者である黒木先生の別作品「名前のない怪物」の主人公レイくんとは違い、モノローグ以外でもよく喋ります(いい意味で)。

言葉遊びや謎掛け風のやり取りがよく出てきて、読んでいてそのテンポ感がとても気持ちいいです。たとえるなら「化物語」シリーズの会話のようなイメージでしょうか。

彼(と彼女)は小説や映画のフレーズから引用するのが好きなので、元作品を知っていると思わず「ニヤリ」とさせられます。

この会話がスパイスとなり、重々しくなりがちなオカルトホラーに絶妙なリズムを与えています
連作短編形式であることも相まって、非常に読みやすい作品になっているのです。
 
 
連作短編形式と書きましたが、実は各話は完全に完結(解決)し、過去の出来事として置き捨てられているわけではありません。
辰くんたちが「事件」に巻き込まれ、終息したはずのそれらは伏線となり、本編ラストに収束していくんです。その構成が非常に見事で、アツく、「うおおおおぉ!」ってなります(語彙)。書き手の立場としても思わず舌を巻きました。
 
 
また先に挙げた別作品『名前のない怪物』と世界観がリンクしている点も最高です。私そういうの大好き!
主人公は設定上同じ大学に通っており、時折内容がリンクします。それもわざとらしくなく、ごくごく控えめなので、知っている人は「ニヤリ」知らない人も違和感なく読めるという絶妙なさじ加減です。最高。
 
 

「渡リ烏のオカルト日誌」まとめ

というわけで『渡リ烏のオカルト日誌』(作品はこちらから)のご紹介でした(後々「これ書き忘れた!」ってことあったらどんどん追記したいと思います)。

既に書きましたが、小説として非常に読みやすい作品ですので、「異世界転生以外の作品を何か読みたいな~」「特にホラーでなにか面白い作品はないかな~」と探しているそこのアナタにはぴったりです!
 
 
なお、「名前のない怪物」よりもグロ・ホラー描写は随分控えめなので、そういった内容が苦手な方にも恋愛モノとしておすすめできます。

こんな作品が好きな人におすすめ! で言うと「物語」シリーズ、「怪物王女」、「ホーンテッド・キャンパス」あたりでしょうか(全部大好きな私がドハマリするのは必然でした)。
 
 
ドハマリした作品を布教したがるのはオタクの基本習性ですが、本作も例に漏れずTwitterで布教しまくりました。

その結果、何名かの方が読み始め、無事ドハマリしていただきました

舞台だけ現代でほぼ完全に非日常に近いローファンタジーと異なり、本作は絶妙な非日常感が大変魅力的な作品です。
機会があればぜひぜひ読んで、私のようにドハマリしてくださいねっ!

『名前のない怪物』のように書籍化も心待ちにしています!!!