ゴーストインザヘッド

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こじれた青春の、歪んだ後始末『青春のアフター』/緑のルーペ

青春のアフター

これは僕のささやかな青春の物語――ではない。
これは、青春の後始末アフターの物語だ。

 
青春のアフター」。読むと「うわぁああああああああああああああ......」となって胃痛で転げ回るであろう恋愛漫画No.1です(個人調べ)。
 

オトナになった僕の前に現れたのは、高校生の時に目の前で消えた、大好きなあの娘だった――。女子高生の姿のまま現在にタイムスリップしてきたさくらと、さくらへの想いを心の片隅に残したまま32歳になった鳥羽、そしてその彼女・みい子の歪んだ同居生活が始まる…。
 
Amazon 内容紹介より

 


 
内容的にかなりしんどいです。
メンタルが弱っている(主に)男性にはおすすめしません。発狂しそうになります。

それでも尚、大傑作として一度は読んで頂きたい、そんな作品です。
 
 
※確信的なネタバレは避けますが、紹介の都合上軽度のネタバレがあります。一切ネタバレ無しで読みたい方は取りあえずここで本を開きましょう!
 

 

あらすじとか

主人公は鳥羽まこと君という、高校生だったり大学生だったり32歳だったりする男(の子)。

というのもヒロインの「さくら」がタイムスリップを繰り返すので、その都度舞台(時代)が変わりまことの年齢も変わるためです。とはいえそんなに小刻みに変わるわけではなく、はじまりの16歳の高校生時代と、32歳の社会人時代の二つがメインとなります(特に後者)。

※タイムスリップをするヒロイン「さくら」からの視点で描かれた話も結構ありますので、ダブル主人公と言っても良いかもしれません。
 
 
さくらがはじめてまことの前でタイムスリップをしたのは、彼らが高校生だった時代に遡ります。

彼らは元々同級生でした。授業中も物が飛び交い私語が止まない、荒れた高校のクラスで浮いていたまこととさくら。

ちょっとしたきっかけから仲良くなった二人は、一緒にお昼を食べたり、家でゲームをしたりするようになります。
 
 
なんだかさくらも僕のことを憎からず思っているみたいだし? もしかして両思いだったりするんじゃないの? とか思っていたら、心の中で「キンパツ」と蔑んでいるクラスの不良の一人、倉橋にさくらが告白するシーンを見てしまいます。

彼女持ちのキンパツにさくらが唇を奪われそうになっているのを見かねて思わず邪魔してしまうまこと。

しかしその行為がさくらの逆鱗に触れます。ただでさえ告白でテンパっていたのに、まことに見られていたこと、倉橋のキスが途中で中断してしまったことなどで半ばパニックになっていたさくらは、言い放ちます。
 

鳥羽なんていなくなっちゃえばいいんだ!!!

 
仲良くなって「まこと」「さくら」と呼びあい始めた矢先にこれ、キツすぎる

しかも文字通りといっていいのか……このセリフを放った直後、さくらは忽然と姿を消してしまいます

実際は未来へタイムスリップをしていたのですが……いずれにせよ、それから長い年月、さくらが再び姿を表わすことはありませんでした。
 
 

忘れたはずの「青春」

さてそれから時が過ぎ、紆余曲折を経てデザイナーとなった32歳のまこと君には、みい子という彼女がいました。

みい子とは同棲を始めたばかりで……とここだけ書くとなんだよリア充かよと思われてしまうかもしれませんが、まこと君が幸せで穏やかな生活を掴むまでには辛く長い紆余曲折があったのです。

さくらが消えてしまった後も彼女をどうしようもなく好きな思いは消えず、さくらが好きだった「キンパツ」と同じように自分も金髪に染めたり、ずっとさくらの実家に通い唯一の肉親であるおばあちゃんの面倒を見たり、消えてしまったさくらと瓜二つな梅子と名乗る女性をさくらと呼びながら肌を重ねる爛れた関係を結んだりと、めっちゃくちゃ引き摺って生きてきて、ようやく、本当にようやく過去の恋だと自分に言い聞かせ割り切って諦め、就職先で出会った彼女と新しい恋をはじめたところだったのです。

そこにあの日のままのさくらがひょいと現れたのですから、もうまこと君の心はめちゃくちゃですよ。ああもうめちゃくちゃだよ。
 
 
叶わなかった恋の悲哀でも、同級生の三角関係でもない。割り切って、諦めたはずの想いが、トラウマの原因が形を持ってまた目の前に現れたら……そんなキッツい状況を胃を痛くしながら楽しめる名作です。


さあ果たしてまこと君は今の彼女も生活も捨ててずっと探し続けたさくらと添い遂げるのか?! それとも過去は過去と割り切ってさくらのことはあくまで友人として接するのか?! それとも......!?

ん~~それは読んでみてのお楽しみですね!!
 
 
最後まで読んだ感想をひとつだけ添えるなら、消えない傷の方がずっと残るのかもしれない、ということですかね。
 
 
たぶんこの作品は一生忘れないんじゃないかってくらいめちゃくちゃ印象に残っています。

男性はもちろん、個人的には女性がこの作品を読んでどんな感想を持つのか興味があります(良かったらブコメとかTwitterとかで感想を教えて下さい!)。

全四巻+セルフ同人誌として描かれた「IF」(KindleやKoboの電子版の方が入手が容易かも)の全五冊、ぜひ読んでみて下さい。