名作【洒落怖】ランキング
洒落怖(2chオカルト板「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」スレッドの略称)、意味怖(意味がわかると怖い話)など、ネット上には怖い話(怪談)が数百、数千本もあり、日々その数は増え続けています。
今回は怖い話がめっちゃ苦手なくせにネットで怖い話を読むのが好きという特殊性癖を持つ私が、「洒落怖」を始めとしたインターネット上の怖い話を厳選、ランキング化してご紹介したいと思います。
ランキングは、恐怖度はもちろん怪談としての「話のつくり」も基準にしました。
比較的メジャーなラインナップになると思うのでインターネット長期滞在マンのみんなはもう知ってると思いますが、久しぶりに洒落怖の名作を読み返すのもいいんじゃないでしょうか。
ということでさっそくいきましょう。
(追記)「猿夢」などのメジャーどころを追加しました。とりあえずこの記事の作品を見ればメジャーな怪談はだいたいカバーできると思います。
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- 名作【洒落怖】ランキング
- 第22位 ハカソヤ
- 第21位 猿夢
- 第20位 千寿江
- 第19位 裏S区
- 第18位 リョウメンスクナ
- 第17位 ヤマノケ
- 第16位 きさらぎ駅
- 第15位 姦姦蛇螺(かんかんだら)
- 第14位 巣くうもの
- 第13位 師匠シリーズ
- 第12位 ヒッチハイク
- 第11位 くねくね
- 第10位 邪視(じゃし)
- 第9位 金后(パンドラ)
- 第8位 八尺様(はっしゃくさま)
- 第7位 リゾートバイト
- 第6位 やってくる(「ちょっと変な趣味」「双眼鏡」などとも)
- 第5位 廃病院の地下
- 第4位 巨頭オ
- 第3位 コトリバコ
- 第2位 地下のまる穴
- 第1位 リアル
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- Twitter #洒落怖
- 洒落怖まとめ
第22位 ハカソヤ
うちの集落にはハカソヤという女限定の変な習慣があります。
ハカソヤにも色々あって、大きく分けてお祝いの言葉に使う場合とお守りのことを指す場合があります。
お祝いの言葉のほうは、例えば初潮が来た女の子や恋人が出来た未婚の女性に「おめでとう」の代わりに言ったりします。
お守りのハカソヤは母親から一人前になった娘に手渡す安産のお守りのことを言います。
例えば娘が就職して実家を出て遠方に行くときなんかは必ずもたせます。
この場合何をもって一人前とするのかは割といい加減で……
家によっては初潮と同時だったり、就職やお嫁入りの時だったりとバラバラなのですが、とにかく安産のお守りなのは共通しています。
(妊娠していてもいなくても。ていうかしてない場合がほとんど)
両方に共通しているのは、
「必ず男性が見ていない、聞いていないところで」
と言うことです。
「四国の田舎に伝わる風習」として語られる内容。
男性禁制、女性限定の風習「ハカソヤ」にはある由来があり……。
特に怪異は登場しませんが、静かな怨念と不気味さを覚える話です。
第21位 猿夢
私は、夢をみていました。
昔から私は夢をみている時に、たまに自分は今、夢をみているんだと自覚する事がありました。この時もそうです。
何故か私は薄暗い無人駅に一人いました。ずいぶん陰気臭いを夢だなぁと思いました。
すると急に駅に精気の無い男の人の声でアナウンスが流れました。 それは
「まもなく、電車が来ます。その電車に乗るとあなたは恐い目に遇いますよ~」
と意味不明なものでした。 まもなく駅に電車が入ってきました。
それは電車というより、よく遊園地などにあるお猿さん電車のようなもので数人の顔色の悪い男女が一列に座ってました。
洒落怖としてはかなり有名な話。
その名の通り夢にまつわる怪談です。
眠る度に悪夢の「続き」から見ることになり……という、避けようのない事態にゾッとします。
※一部猟奇的な内容があるので苦手な方はご注意ください。
第20位 千寿江
もういろいろ済んだから、書かせてくれ。
かなり長い。
父親には妹がいたらしい。俺にとっては叔母にあたるが、
叔母は生まれて数ヶ月で突然死んだ。原因不明。
待望の娘が死んでしまい、婆さんは大層落ち込んでいた。
愛娘を亡くし、落ち込んでいたお婆さん。
見かねたお爺さんは、フランス人形を与えました。
お婆さんはそのフランス人形に亡くした娘と同じ「千寿江」という名を付け、毎日可愛がっていましたが……?
第19位 裏S区
九州のある地域の話。
仮だがS区という地域の山を越えた、裏S区って呼ばれてる地域の話。
現在では裏とは言わずに「新S区」って呼ばれてるが、
じいちゃんばあちゃんは今でも裏S区と呼んでる。
まぁ、裏と言うのは良くない意味を含んでる。
この場合の裏は、部落の位置する場所を暗に表してる。
高校時代は、部落差別の講義も頻繁にあるような地域。
そこでの話。
(あくまで体験談&自分の主観の為、部落差別、同和への差別の話ではありません)
「九州のある地域」に存在するという「裏S区」にまつわる体験談風の怪談。
文章はあまり上手いとはいえません。しかし拙く語られる内容が、より「自分にも訳がわからない」という感覚を強調しているようで、かえってリアリティを覚えます。
怪異と人間の怖さが混ざりあったかなり怖い話です。
第18位 リョウメンスクナ
俺、建築関係の仕事やってんだけれども、先日、岩手県のとある古いお寺を解体することになったんだわ。今は利用者もないお寺ね。
んでお寺ぶっ壊してると、同僚が俺を呼ぶのね。
「~、ちょっと来て」
と。俺が行くと、同僚の足元に、黒ずんだ長い木箱が置いてたんだわ。
俺「何これ?」
同僚「いや、何かなと思って・・・本堂の奥の密閉された部屋に置いてあったんだけど、ちょっと管理してる業者さんに電話してみるわ」
リョウメンスクメ、リャンメンスクナとも。
解体したお寺から「頭が両側に2つくっついてて、腕が左右2本ずつ、足は通常通り2本」という不気味なミイラを見つけた語り手たち。
ツタンカーメンのミイラよろしく作業員たちには次々と……。
第17位 ヤマノケ
一週間前の話。
娘を連れて、ドライブに行った。
なんてことない山道を進んでいって、途中のドライブインで飯食って。
で、娘を脅かそうと思って舗装されてない脇道に入り込んだ。
娘の制止が逆に面白くって、どんどん進んでいったんだ。
そしたら、急にエンジンが停まってしまった。
怪談には、「壊しちゃいけないものを壊してしまったり、立ち入り禁止区域に立ち入ったせいで災いを呼ぶ」というパターンが少なくありません。
この「ヤマノケ」という話の怖いところは、その理不尽さです。脇道とはいえ車の通れる道に入っただけで怪異を呼んでしまうのですから。
「テン・・・ソウ・・・メツ・・・」というフレーズが頭から離れなくなることうけあいです。
第16位 きさらぎ駅
98 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2004/01/08 23:14
気のせいかも知れませんがよろしいですか?
99 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2004/01/08 23:16
取りあえずどうぞ
100 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2004/01/08 23:18
>>98
何がおきてるの?
101 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2004/01/08 23:18
先程から某私鉄に乗車しているのですが、様子がおかしいのです。
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2004年1月8日、2ちゃんねるのオカルト板『身のまわりで変なことが起こったら実況するスレ26』で書き込まれたもので、怖い、というよりは奇妙で不思議な話です。
半ば都市伝説と化している、存在しないはずの駅「きさらぎ駅」。
類型、派生した話も多く、「あのきさらぎ駅に自分も行った」という類のスレッドが立つこともあります。
また異世界譚として「時空の歪み」という人気ジャンルとも相似点があります。
第15位 姦姦蛇螺(かんかんだら)
小中学の頃は田舎もんで世間知らずで、特に仲の良かったA、Bと三人で毎日バカやって、荒れた生活してたんだわ。
オレとAは家族にもまるっきり見放されてたんだが、Bはお母さんだけは必ず構ってくれてた。
あくまで厳しい態度でだけど、何だかんだ言ってBのためにいろいろと動いてくれてた。
そのB母子が中三のある時、かなりキツい喧嘩になった。内容は言わなかったが、精神的にお母さんを痛め付けたらしい。
お母さんをズタボロに傷つけてたら、親父が帰ってきた。
一目で状況を察した親父は、Bを無視して黙ったまんまお母さんに近づいていった。
服とか髪とかボロボロなうえに、死んだ魚みたいな目で床を茫然と見つめてるお母さんを見て、親父はBに話した。
グレて怖いもの知らずの語り手たちが、森の中にある有刺鉄線付きの柵で囲われた立ち入り禁止区域に踏み入り……?
「ならず者たちへの懲罰」というのが物語の基本骨子になっているかと思いますが、彼らを懲らしめるための要素である怪異にリアリティがあり、読み進めるうちにじわりと嫌な汗がつたいます。
登場~追われるシーンあたりが一番怖いのですが、最後まで読むと怖さより悲しさが勝りますね。
第14位 巣くうもの
洒落コワはここでいいのか?
何年か前にあった怖い話を投下する。
そん時は俺は地方大学の学生で、同じ科の連中とグループでよく遊んでた。
たまに混ざる奴もいて、男4~6人で女4人。
一人暮らしの奴の部屋で集まって飲んでると、よく怪談したがる女の子がいた。
決まって嫌な顔する子も居て、Aとする。
こっちの子が俺とかなり仲良かった。
怪談好きな方をBとするが、Bも別に電波とかじゃなくて、
怪談も体験談はなくて、それこそこのスレで面白い話を仕込んできてんじゃないか、
みたいな怖い話をする子で、本当は幽霊とか信じてなさそうだった
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仲間との肝試し。洒落にならないモノが出てきてしまったとき、友人Bの「中」にいたモノが……?
長編シリーズ物です。
初回はまだホラーな雰囲気がありましたが、だんだん異能バトルモノみたいな感じになっていきます。
第13位 師匠シリーズ
さて、怪談じゃないけどこんなのはいかかが?
オカルト大好きな俺は、知り合いやサークルの後輩先輩に、節操無く「なんかない?怖い話」と聞きまくる癖がある。
で、俺の歴代の彼女にも聞いてるわけだが、全員1回だけそういう心霊体験をしてるという。
それが変な類似点があって、
一人目が、「おかあさんと一緒に買い物に行った時、道端で小人が踊ってるのを見た」。
二人目が、「北海道に友達と旅行に行ったとき、コロボックルの死骸を見た」。
三人目が、「金縛り中に小人みたいな童女がお腹の上に乗ってた」。
いずれも小人が出てくる。不思議だ。
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大学生の主人公が「師匠」と呼ばれる先輩と繰り広げるオカルト体験を描いたもの。
これも長編シリーズもので、書籍化やマンガ化、ラジオドラマといったメディアミックスもされているので知っている方も多いでしょう。
怖さはあまりないですが読み物として面白かったです。
第12位 ヒッチハイク
今から7年ほど前の話になる。
俺は大学を卒業したが、就職も決まっていない有様だった。
生来、追い詰められないと動かないタイプで(テストも一夜漬け対タイプだ)
「まぁ何とかなるだろう」とお気楽に自分に言い聞かせ、バイトを続けていた。
そんなその年の真夏、悪友のカズヤ(仮名)と家でダラダラ話していると、なぜか「ヒッチハイクで日本を横断しよう」と言う話に飛び、その計画に熱中する事になった。
北海道から地元の九州まで、悪友と二人でヒッチハイクの旅を始めた語り手。
最初は苦労したもののコツを掴んでからは順調で、2週間程度で本州半ばに到達していた。
しかし甲信地方の山奥のコンビニで妙なキャンピングカーに乗ってしまい……?
「人間の怖さ」に焦点を当てたサイコホラー……かと思わせてからの大オチはかなりゾッとしました。
第11位 くねくね
わたしの弟から聞いた本当の話です。
弟の友達のA君の実体験だそうです。
A君が、子供の頃A君のお兄さんとお母さんの田舎へ遊びに行きました。
外は、晴れていて田んぼが緑に生い茂っている頃でした。
せっかくの良い天気なのに、なぜか2人は外で遊ぶ気がしなくて、家の中で遊んでいました。
ふと、お兄さんが立ち上がり窓のところへ行きました。
A君も続いて、窓へ進みました。
お兄さんの視線の方向を追いかけてみると、人が見えました。
2003年ごろからネットで語られている古典的ネット怪談の一つ。
いわゆる「正体を知らないほうがいい」系の話。
結局くねくねって何なの? と詳細が分からないまま終わるところが不気味さを引き立てます。
「詳細がわからない恐怖」という意味では「あまりの怖さに聞いた者全てが命を落とす」という怪談「牛の首」や、2ちゃんねる史上最悪の事件でその詳細を知る者は誰もが口を閉ざすという「鮫島事件」などとも近しい要素を持った怪談です。
第10位 邪視(じゃし)
これは俺が14歳の時の話だ。冬休みに、N県にある叔父(と言ってもまだ当時30代)の別荘に遊びに行く事になった。
本当は彼女と行きたかったらしいが、最近別れたので俺を誘ったらしい。
小さい頃から仲良くしてもらっていたので、俺は喜んで遊びに行く事になった。
叔父も俺と同じ街に住んでおり、早朝に叔父が家まで車で迎えに来てくれて、そのまま車で出発した。
叔父は中々お洒落な人で、昔から色んな遊びやアウトドア、音楽、等等教えてもらっており、尊敬していた。
車で片道8時間はかかる長旅だったが、車内で話をしたり音楽を聞いたり、途中で休憩がてら寄り道したり、本当に楽しかった。
語り手が14歳の頃、30代の叔父と山中の別荘に出かけた。
アウトドアを楽しんだ二人だったが、翌日、語り手が美しい山の景色を望遠鏡で見ていると、妙なものが映り……?
「自分もやってしまいそうな何気ない動作が怪異を呼んでしまう」パターンは怖いですね。
世界各地の邪視・邪眼伝承に絡め裏打ちされた設定も秀逸。
怪異がだんだん迫ってくる描写もグッときます。
第9位 金后(パンドラ)
私の故郷に伝わっていた「禁后」というものにまつわる話です。
どう読むのかは最後までわかりませんでしたが、私たちの間では「パンドラ」と呼ばれていました。
過疎地域。入ることを禁じられた家に子どもたちがイタズラで入り込み……というところまではありがちな話です。
しかし廃屋と化した家の中で奇妙なモノを見つけてから……?
後述のコトリバコと同様、恐怖とともに気持ち悪い不快感がこみ上げてくる話です。
第8位 八尺様(はっしゃくさま)
親父の実家は車で二時間弱くらいのところにある。
なんでもない田舎だったけど、そののんびりした雰囲気が好きだった。高校になってバイクに乗るようになると、休みを利用してよく一人で遊びに行った。じいちゃんとばあちゃんも「よく来てくれた」と喜んで迎えてくれたしね。
でも、最後に行ったのが高校三年にあがる直前。もう十年以上も行っていないことになる。決して「行かなかった」んじゃなくて「行けなかった」んだけど、その訳はこんなことだ。
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ポーッポー! ポーッポポポポポポッポッポポッポー!!
洒落怖の大名作。
今でこそネタやら二次創作が沢山出ていて怖さが薄れていますが、初見の怖さはピカイチだと思うんですよね。
第7位 リゾートバイト
まずはじめに言っておくが、こいつは驚くほど長い。
そしてあろうことか、たいした話ではない。
死ぬほど暇なやつだけ読んでくれ。
忠告はしたので、はじめる。
これは俺が大学3年の時の話。
夏休みも間近にせまり、大学の仲間5人で海に旅行に行こうって計画を立てたんだ。
計画段階で、仲間の一人がどうせなら海でバイトしないかって言い出して、
俺も夏休みの予定なんて特になかったから二つ返事でOKを出した。
そのうち2人は、なにやらゼミの合宿があるらしいとかで、バイトはNGってことに。
結局、5人のうち3人が海でバイトすることにして、残り2人は旅行として俺達の働く
旅館に泊まりに来ればいいべって話になった。
それで、まずは肝心の働き場所を見つけるべく、3人で手分けして色々探してまわることにした。
ネットで探してたんだが、結構募集してるもんで、友達同士歓迎っていう文字も多かった。
俺達はそこから、ひとつの旅館を選択した。
語り手が大学三年生の頃、仲間5人で海へ行こうという話になった。語り手含むお金のない3人は旅館で住み込みバイト、残りの二人はその旅館へ泊まろうという計画。
バイト組は一足先に現地入り。時給も良く女将さんも良い人で楽しいバイトだったが、その旅館はなぜか2階を「使っていない」という……。
かなりの長編。「洒落怖といえばこれ」と本作を挙げる人も多いです。
体験談風の創作ホラーとしてはひとつの完成形じゃないでしょうか。
ホラーとしても読み物としても良くできていると思います。
第6位 やってくる(「ちょっと変な趣味」「双眼鏡」などとも)
漏れにはちょっと変な趣味があった。
その趣味って言うのが、夜中になると家の屋上に出て
そこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。
いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しい。
遠くに見えるおおきな給水タンクとか、
酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、
ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。
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※「猛スピード」とも
夜に双眼鏡で住宅街を眺めるのが趣味だった語り手は、ある夜、奇妙なモノを見つけてしまい……?
これも邪視と同じく"降りてくる"系の話。
シンプルだけど非常によくできていて、一人暮らし時代にこの話を読んだ際は震えて夜を明かしました。
第5位 廃病院の地下
まだ俺が大学にいた頃だからもう二、三年前になると思う。
田舎を出て県外の大学に通ってた俺に、実家から婆ちゃんが倒れたって電話があった。
昔から色々と面倒見てくれてた婆ちゃんで、俺はすぐさま実家に帰って病院に行った。
幸い、婆ちゃんは大事には到らなかったんだけど、俺はもしもの場合に備えて一週間かそこらまでバイトも大学も休みをとっちまってた。
家にあった俺の部屋は弟に使われてたし、居間でゴロゴロしてても退屈だったから、俺は県内に残ってる友達に電話をかけた。
みんな仕事に就いてたり専門行ってたりと忙しそうだったけど、やっぱり暇人はいるもんで、県内の大学に行った友達が三人、次の日から会うことにした。
肝試しに友人2人と廃病院へ侵入した語り手。地上階の探索を終え、地下に向かった3人は……?
廃病院系のネット怪談の頂点に君臨すると勝手に思っている話(「T廃病院」や「廃動物病院の四本足」なんかも有名ですね)。
臨場感のある描写は日本の怪談というよりパニックホラー感があります。
第4位 巨頭オ
数年前、ふとある村の事を思い出した。
一人で旅行した時に行った小さな旅館のある村。
心のこもったもてなしが印象的だったが、なぜか急に行きたくなった。
連休に一人で車を走らせた。
記憶力には自信があるほうなので、道は覚えている。
「この先○○km」となっていたはずの看板が「巨頭オ」になっており……?
たいへん短い話ながらゾ~ッとします。
笑ってしまうという人もいますが、冷静に想像するとめちゃくちゃ不気味で怖いと思います……。
※「実話疑惑」があったため検証しました。
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第3位 コトリバコ
俺、暇なときにまとめサイト見てる者です。
俺自身霊感とかまったくなくて、ここに書き込むようなことは
ないだろうなぁって思ってたんですが、
先月あったホットなお話を書き込もうかと思いここに来た次第。
一応話の主役の許可は取って書き込んでます。
ここなら多くの人が信じてくれそうなので。
長文かも。(文才もなく長文カキコもほとんどしたこと無いので読みにくいかも)
冒頭述べたように、俺自身にはまったくもって霊感などは存在してません。
なのでこれ、ホントに霊とか絡んでる話かは俺には判別不可。
皆さんに判別してほしい。
会話の内容も、覚えてるものを書いているのでかなり乱文かもしれません。
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こちらも非常に有名な話で、もはや殿堂入りと言っていいレベルです。
恐怖と同じくらいエグいというかグロいというか……精神的にくるものがある話。
情報を追っていくとかなりのボリュームがあります。
島根県で実在した話だとされる眉唾な噂もあり、謎が深まっています。
コトリバコは「シュタインズ・ゲート」と同じ科学アドベンチャーシリーズ「オカルティック・ナイン」にも登場します。
第2位 地下のまる穴
これは17年前の高校3年の冬の出来事です。
あまりに多くの記憶が失われている中で、
この17年間、わずかに残った記憶を頼りに残し続けてきた
メモを読みながら書いたので、
細かい部分や会話などは勝手に補足や修正をしていますが、
できるだけ誇張はせずに書いていきます。
私の住んでいた故郷は、すごく田舎でした。思い出す限り、
たんぼや山に囲まれた地域で、遊ぶ場所といえば、
原つきバイクを1時間ほど飛ばして市街に出てカラオケくらいしか
なかったように思います。
そんな片田舎の地域に1991年突如、某新興宗教施設が建設されたのです
高校生の語り手は悪友7人で新興宗教施設に忍び込み……?
描写・構成ともに優れたネット怪談の傑作。お化けも妖怪も出てこないのにゾッとする怖さのある話です。
第1位 リアル
コピペだが俺的に暫定一位のヤツを。
この怖い話を携帯で見るそこまで面白いことでもないし、
長くしないように気をつけるが多少は目をつぶって欲しい。
では書きます。
何かに取り憑かれたり狙われたり付きまとわれたりしたら、マジで洒落にならんことを最初に言っておく。
もう一つ俺の経験から言わせてもらうと、一度や二度のお祓いをすれば何とかなるって事はまず無い。
長い時間かけてゆっくり蝕まれるからね。
祓えないって事の方が多いみたいだな。
俺の場合は大体2年半位。
一応、断っておくと五体満足だし人並みに生活できてる。
ただ、残念ながら終わったかどうかって点は定かじゃない。
よくこれをしたら××になるとか△△が来るとかって話あるじゃない?
あれ系の話はほとんどガセだと思うんだけど、幾つかは本当にそうなってもおかしくないのがあるらしいのよ。
俺が○○から聞いていたのは、鏡の前で△をしたまま右を見ると◆が来るとか言う話だった。
体勢的にちょっとお辞儀をしているような格好になる。「来るわけねぇよな」なんて呟きながら、お辞儀のまま右向いた時だった。
個人的に文句なしの一位。かなり長いけどこれは初見ほんとに怖かったです。
出現時の描写も鳥肌が立つほど恐ろしいですし、オチもゾッとします。
まさに「死ぬほど洒落にならないほど怖い話」です。ぜひともご一読を。
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Twitter #洒落怖
Twitterでハッシュタグ「#洒落怖」と検索すると、有名なものからマイナー、オリジナルのものまで大量にヒットします。
有名な話だけでは満足できなくなってしまったマニアの方は、ぜひ検索してみてください。
洒落怖まとめ
ホラー・怪談が「怖い」と思うのはどんなときでしょうか?
描写や構成といった「語り」部分はもちろんなのですが、私は「実際にありそう」とどれだけ思わせるかも読み手の恐怖心が膨らむポイントであると思います。
たとえば、
惑星・ズベベボロンチョに暮らす少年ニョロジュは、日課であるミキセヌッホの木の実を取りに出かけたところ正体不明の怪物デボブバントスに出会ってしまい……?
って「怪談」があったとして、中々作品に入り込んで恐怖を感じるのは難しいと思います。
そういう意味では、語り手と読み手に共通した文化の文脈があることがひとつのポイントかと思います。
だから生活や風習に根差した和風ホラー・洒落怖は、より深いところから恐怖心が湧いてくるのかもしれませんね。
そういうわけで(?)、季節外れのホラーもたまにはいいと思いますよ。
洒落怖・ネット怪談の多くはサクっと読めるところがgoodです。
ぜひ昼間にたくさん読んで、寝る時に思い出して震えてくださいね!笑
あわせて読みたい
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